2017 Apr,
先日のコラムで書きましたダウンロード購入にてゲットした音源について書きます。
一般的に電気的に鍵盤の付いたものから音を出す楽器を未だにシンセサイザーと呼ばれてますが、実際にはオシレーターを発振させて鳴らすシンセサイザーとサンプリングした音を組み立てて鳴らすプレイバック型の2つに分けられます。コンピューター内で使用するものの多くは後ろのサンプリング型になります。
ある音をサンプリングすれば犬の鳴き声でも音程を付けて歌わすことが出来るわけです。
実際楽器のサンプリングの場合、ヴァイオリンを例にとってみると、各4本の弦の音に加え様々なポジションで押さえた音をサンプリングし、それを鍵盤を押させたときに鳴るようにアサインしてあるわけです。
ちょっと前まではこれだけでも、かなりリアルな音だ!って喜んだもんですが、先月購入した音源ではこれにアーティキューレーション別のサンプリングまでされているのでおどろきでした。☝とは、演奏方法による表現の違いで、ヴァイオリンは優しく弓をこする音、強いアタックの音、細かく弓を動かすトレモロ、指ではじくピッチカートなど1つの音に対して10種類以上のアーティキューレーション=音の違い が存在し、それがサンプリングされていて使用しない鍵盤を押さえることで使い分けることが出来るようになってます。
これによってスムーズなロングトーンから激しいアタックの駆け上がフレーズなどが自由に演奏できるようになりました。すごい進歩です。
これらを駆使した作品を今月制作するいくつかのCMで使用していこうと思います。