2014 Aug,

歌もののデモを作る上で必要不可欠なのが仮歌です。

仮歌の出来がそのデモ全体のクオリティーを決める、といっても過言でないほど重要なものだと意識してます。

通常「詞」が決まっていない場合クライアントより「ラララ」でメロを入れて欲しいという要望がきます。

ただこれは作る方にとってはちょっと厄介な問題です・・・

例えば「だってこんなんじゃ~♪」のようなメロにはラララでは

忠実に再現できないからです。

自分の場合はどうしても伝えたい言い回しのメロの部分には、やはりそれなりの言葉を入れ、ラララと混ぜて作ります。

当然歌い手さんは歌詞がある方が歌いやすく、ラララの部分より言葉があるフレーズの方がレベルが上がってしまいがちです。

こんな不自然な状況の中においても、素晴らしい歌い手さんは、あたかも1つの作品の流れとして「ラララ」と「言葉」をうまくつなげて自然な流れに作り上げるミラクルを起こしてくれます。

こんな素晴らしいシンガーと1人でも多く知り合いになりたい!と痛切に思う今日この頃です。